プログラミング・プログラミング言語とは。

『プログラミング』と聞いて、聞き覚えはあるけれどどういう意味なのか分からない方もいるかと思います。プログラミングとは、人の言葉をコンピュータ専用の言語に置き換えて動作命令をするための指示書を作る、ということです。この専用の言語というのが機械語といい、0と1だけで構成されている言語であり、この2つの数字を使い、機械に指令をだします。ただ、機械語はコンピュータだけが認識できる言語になります。そのため、仮に機械にバグが起きてしまったときにどんな指令がでていて、

どこに不具合があるのかを人間が読み解くことが困難になりますので、機械語を人間が読み解けるように変換した言語『プログラミング言語』があります。

このプログラミング言語で作られたものが指示書はプログラムと呼び、動きの一連の流れを順を追って記載したものです。

プログラミング言語をコンピューターに対して指示書を作ることがプログラミングというわけです。

 

プログラミング言語とは?

上記でも説明した通り、プログラミングとは機器に指示を出し、動作命令をすることです。その命令指示は、「コンピュータが理解できる言語」で伝える必要があります。それこそがプログラミング言語です。

どんな動きをするかが記載されている指示書になりますので、人間も認識できる必要があります。

コンピュータと人間が会話するための共有語ということになります。

 

プログラムって一体どういうこと?

プログラムはコンピュータの動きを指示するためのものと、先ほどお伝えしましたが手順書といったほうがわかりやすいかもしれません。

例えば、家事初心者の方に「お米を炊いてください」と言っても、できません。

なので、まずは1,お米を炊飯ジャーに入れます。2,水を入れます。3,水が白く濁ったらお米がこぼれないように手で押さえて水を捨てます。4,再度水を入れます。5,白く濁らなくなるまで2と3を繰り返してください。6,水をお米を入れた分の目盛りまでいれます。7,炊飯器の炊飯と書いてあるボタンを押してご飯を炊いてください。と教えます。

このように伝えることで、お米を炊いたことのない方でも炊くことができますよね。

プログラムというのは、行ってほしいこと(=お米を炊くこと)を順序だてて教えることです。

また、先ほどの例でいうとどこかの順番が変わってしまうだけで、お米は炊けません。

そのため、コンピュータへの指示書に間違いがあると、本来目的としていた処理はできませんので

間違いがないように指示をする必要のある非常に大事な内容になります。

 

活用できる仕事とは

実際にプログラミングの知識を活用している仕事はさまざまです。

プログラミングを仕事としている人を一般的には「プログラマー」といいますが、

「プログラマー」といっても一つの職種ではなく多岐にわたり多くの職種があります。

 

・プログラマー

プログラミングを専門としている職種です。実際の仕様書や指示書をもとにプログラミングを行う人を指します。

そのほかにも、すでに組み込まれているプログラムに不備がないかなどを確認し、修正したり動かしてみるなどプログラミングの工程において必須の存在です。

 

・システムエンジニアIT業界をご存知の方は、よく聞いたことのある名称かと思いますがシステムエンジニアもプログラマーの一種です。ただ、プログラミングを専門としているわけではなく、システムに関わるシステムの構築や開発、運用保守など幅広い仕事内容があります。

もちろん、プログラミングを使用して行う業務も多数ありますため、技術力は高いです。

 

・ゲームクリエーター

キャラクターのデザイナーや、企画運営の方と一緒に仕事をし、ゲームを作るためにプログラミング言語が用いられています。

このキャラクターにどんな動きをさせるか、選択肢のAとBをどちらか選んだ時にどんなストーリー展開にするかなど、プログラミングしています。

CG映像オペレーターやクリエーターもこれにあてはまる職種です。

 

まとめ

 

上記に記載した職種以外でも、多くの技術者さんがプログラミング技術を使い開発を行っています。

普段身近すぎて、そこまで気に留めていないようなことが実はプログラミング言語によって動いているということも多くあります。

今や普通に使用しているスマートフォンも、プログラミング言語が使用されている機械のひとつです。

また、小学校では2020年から、中学校は2021年からプログラミングが必須科目とされています。

AI化が進んでいるいまだからこそ、プログラミングとはプログラミング言語とは…知っておくといいと思います。