パソコンのバッテリー寿命を伸ばす基礎知識!

基本的にパソコン本体は3年から長くて5年と言われております。

ただ、あくまでも目安なので使用方法や管理方法によっては長くなりますし、逆に短くもなります。

パソコンはさまざまな部品で成り立ち、本体以外にもマウスやキーボードなど周辺機器によってご使用いただけています。

その部品や機器にもそれぞれ寿命がありますので、ひとつひとつ解説していきます。

 

デスクトップパソコンとノートパソコンの寿命は同じ?

ノートパソコンの場合、デスクトップパソコンと比べると多少短いと考えられています。

ノートパソコンにはバッテリーパックがついており、コードが差し込まれていなくてもバッテリーが充電できていると外に持ち出して使用ができることが利点とされております。

ただ、そのバッテリーパックの寿命は約2年だと言われています。

しかし、あくまでも目安。使用方法によってはずっと長く使用できます。

昔ガラケーをご使用だった方は多いかと思いますが、バッテリーがついていませんでしたか?

絶えず使い続けていて気付いたらバッテリーがなんとなく膨れているような…これが替え時だったかと思います。

例えばまだまだ充電があるのに、充電器にさして常に100%にしておいたり

外でもお風呂でもトイレでも常に持ち歩いていたりとしていませんでしたでしょうか。

充電があるうちに充電をすると、流れる電力は変わらないため供給ばかりされてしまうため

バッテリーが消耗してしまい、劣化を進める原因となります。

また、バッテリーは電池ですから温度差に非常に弱いです。とくに熱に弱く推奨の温度は20度前後とされています。

バッテリーを長持ちさせるには、

1,充電をしながらパソコンを操作しない

2,使用する環境を整える

この2つです。

また、長らく使用しない時にはコードは抜いて充電をしたまま放置せず

使用するときに充電をして使用するようにするとよいでしょう。

また、バッテリーの消耗が前よりも早いと感じるようであれば、過充電が起きている可能性がありますので放電をしてみてください。

それでも早い場合には劣化してしまっている可能性がありますのでバッテリーをかえることをおすすめします。

 

バッテリーの種類と充電目安

バッテリーの種類には4種類あります。

・ニッカド電池

・ニッケル水素電池

・リチウムイオン電池

・リチウムポリマー電池

です。

どの電池も基本的には500回程度の充電回数で寿命と言われています。

この回数はあくまでも目安のため、使い方によって寿命は長くもなりますし短くもなります。

また、4種類の電池の中でもニッカド電池とニッケル水電池はバッテリーのメモリー効果というものがあり、

充電の容量が0にならないまま何度も充電を繰り返してし待った際に、必要な分充電ができないような現象です。

昔はバッテリーの初期化などを行い、充電機能復活させる必要がありましたが今はリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池がメインを張っているため

復活をさせる作業が不要となりました。

上では、充電回数が500回程度で寿命と記載しましたが、それでは一度の充電はどのくらいの量までするのがベストなのでしょうか。

回答としては、75%~80%程度まで充電をするのがベストな長持ち残量と言われています。

もちろん、フルに100%まで充電してしまうこともあるかとは思いますが、その際には充電コードは外し使用をしましょう。

また、75%~80%までの充電にセーブする機能もありますので、そういったものを使用するのも良いです。

ただひとつ注意です!

使用前は80%でも使用していたら40%になり、不安。だから充電して80%に戻して、コード外して使用して・・・・の繰り返しはNGです。

たしかにベストな充電量は75%~80%と記載しましたが、常にその残量にしておくのであれば充電をしていいというわけではありません。

ほぼ0になったら充電してまた75%~80%にするということです。そちらに気を取られて500回程度が寿命ということをお忘れないように。

 

放電はすればいいというわけではない

充電をしすぎたからといって、そのたびに放電すれば問題なし!というわけではありません。

基本的にバッテリーには容量が決まっています。その容量を超えて充電をしていると過充電になります。簡単にいうと、10個のリンゴしかかごには入らないと伝えていたのに、15個入るでしょと入れられてしまった多い5個の分が過充電分ということです。

放電はこの必要以上の分をなくすことを指します。ですから、毎回多めにもらったからと捨て続けていたらそのうち目の前はリンゴの山になりますね。

破棄(放電)すればいいというわけではないのです、不要な分(過充電分)まで保持しないことが大事なのです。

また、放電をしている間はバッテリーをパソコンから外している状態です。そのため、残量がわからないまま放電し続けているという状況になります。

0になっても微量ながら電気は放出していますので、それを続けていると過放電となりバッテリーに電気を貯められなくなることがあります。

上記のことが起こらないように、過充電はしないことまた放電は1か月に1度する程度にしましょう。

まとめ

パソコンの使い方ひとつで寿命をのばすことも縮めることもできます。そう使うかによってあなたのパソコンがどれだけ使用できるかが決まるのです。

持ち出して使用をすることができるノートパソコンは特に過充電や過放電に陥りやすい機器です。

毎日トラブルなく使用できるように、少し気に留めて生活してみてください。