【解決済】outlook 2016,2019 起動しなくなる現象 タスクマネージャーでアウトルックに×マークが表示される!?
当店のお客様で、outlook2019をお使いのお客様で、対応させていただいた内容を紹介します。
パソコンのスペック、設定状況
OS:windows10 pro 64bit
CPU:corei5
SSD:1TB
メモリ:8GB
office personal 2019 インストール
outlook2019にプロバイダーのメールとGメール(IMAP)を設定
症状
容量が足りないとのことで、SSDを256GBから1TBに換装したところ、パソコンを起動して1回目はアウトルックが開くが、何度か閉じたり開いたりを繰り返すと開かなくなる現象でした。
再起動するとまた開けるようになっていました。
ちなみ、アウトルックのショートカットをクリックしてもエラーも出ずに、開きませんでした。
エクセルやワードは問題なく使えていました。
またofficeの修復をすると一度は開けるようになりますが、何回か使っていると開けなくないりました。
officeの再インストールや、リカバリー、SSD交換などを試しましたが現象は変わりませんでした。
もしかすると機種によって起こりやすいものがあるかもしれません。
原因
原因を調査したところ、アウトルックを閉じた後にタスクマネージャーに「Microsoft outlook」というものが残っていました。
しかも、グレーアウトしており、×マークがついていました。これが何回かに一回タスクに残ってしまうと、アウトルックがうまく閉じられていないことになり、アウトルックが開けなくなるようでした。
このタスクを終了させるとアウトルックが再び開けるようになりましたが、毎回タスクの終了をお客様へやっていただくのもとても手間になってしまいます。
なぜこうなってしまうのかというと、今回の場合Gmailが原因でうまくアウトルックが閉じられていないようでした。
その証拠に、Gmailの設定を一度削除してみるこの現象は起こりませんでした。
もしかすると、IMAPの設定が邪魔しているのかもしれません。
解決方法
おそらくGmailの同期がバックグラウンドで動いているときにアウトルックを閉じると起こる現象ではないかと予測し、アウトルックを閉じるときに送受信をしてから閉じる設定を以下のように行いました。
outlookを起動→送受信タブの送受信グループ→送受信グループの定義→「終了時に自動的に送受信を実行する」にチェックを入れる
この設定をすることで、アウトルックを閉じるときに送受信(同期)を行ってから閉じるので、タスクマネージャーにoutlookのタスクが残ることがなくなりました。
その結果、再びアウトルックを開くときも問題が起こりませんでした。
欠点としては、閉じるときに送受信をするので、閉じるのに10秒くらい?かかりましたが、何か作業することはありません。
パソコンのスペックや、メールアカウントの設定数によっては閉じる際にもっと時間がかかるかもしれません。
お客様へは閉じる際に少し時間がかかることをご理解いただきご返却いたしました。
他でもこの現象が起きているようであれば、windowsアップデートで改善されるのでしょうか。
今回のお客様のご要望ではIMAPがいいとのことでしたので試していませんが、もう一つの解決策としてはGmailをPOPで設定すればこの現象が起きなくなるかもしれません。