パソコンを使ったネット犯罪に要注意!

 

 

数あるデバイスの中でも、特に情報量が多いパソコン。

サイバー犯罪者は、あの手この手であなたのパソコンに入り込もうと機会を狙っています。

今回は、パソコンを乗っとられてしまう「バックドア型」や、水面下で個人情報を盗み出す「スパイウェア」等の事例とともに、パソコンを守る予防策を紹介します。

1不正にパソコンを乗っ取られる「バックドア」型とは?

以前、「インターネットに犯行予告をした」という容疑で、何人もの人が続けざまに逮捕されたことがあります。

逮捕の決め手は、インターネット上の識別番号「IPアドレス」でしたが、操作が進むにつれて容疑者たちの無実が明らかになり、誤認逮捕だったことがわかりました。

後に、何者かが新種のコンピューターウイルスを悪用して、被害者のパソコンを遠隔操作していたことが判明。

つまり、容疑者として逮捕された人たちは被害者だったのです。

 

サイバー犯罪者は、遠隔操作によって侵入した被害者のパソコンを発信源として、いろんなWebサイトに犯行予告を書き込みました。

そして、目的を達成すると不正プログラムがパソコンから消滅することで、証拠隠滅まではかっていました。

所有者が気づかないうちにパソコンを遠隔操作する手法は、「バックドア型」と呼ばれています。

乗っ取られたパソコンからは、個人情報やID、パスワード等を盗み出せるため、ネットショッピング等を利用して金品をだまし取るケースもあります。

2水面下で個人情報を盗む「スパイウェア」とは?

また、遠隔操作とまではいかずとも、水面下で個人情報を盗み出す不正プログラムもあります。

「スパイウェア」は、パソコンにダメージを与えず、個人情報等を盗み出すことを目的にした不正プログラム。

個人情報を盗まれると、ある日を境に出会い系のメールが大量に届いたり、セールス等の電話が次々とかかってきたりするように。

一度、流出した個人情報を元に戻すことはできないのです。

スパイウェアに感染したときに現れる、おもな兆候をご紹介しましょう。

・ インターネットに接続したら、いつもと違う画面が表示される
・ 迷惑なポップアップ広告が画面上に表示されている
・ 知らないアイコンがある
・ エラーが頻繁に発生するようになった
・ 送っていないメールが送信されている

このような現象が出てきた場合は、スパイウェアが侵入しているかもしれません。

 

3ソフトや音楽・ゲーム等「無料」ダウンロードの危険性

バックドア型事件の原因となったコンピューターウイルスが潜んでいたのは、「パソコンやインターネットの使い勝手がよくなる」と称するフリーソフトでした。

実際には、役に立たないソフトなのですが、「無料ならまあいいか」と思うのが人の心理というもの。

そのまま放置したことが、さらなる被害を招いたと考えられています。

また、スパイウェアを呼び込んでしまうのは、多くが無料の音楽やゲームのダウンロード。

心当たりのないメールに添付されているファイルを開いた際に侵入することもあります。

特に、新製品の発売や注目のサービスがスタートするタイミングは、サイバー犯罪者にとって絶好のチャンス……。

話題性に便乗して、不正プログラムをダウンロードさせようと、メールやWebサイト、SNS等、あらゆる手段で誘いをかけてきます。

 

4パソコンを不正プログラムから守る予防策

犯罪や個人情報を狙う不正プログラムへの対策は、なんといっても予防が一番!

日頃から危険を察知するアンテナを高くしておきましょう。

 

1.出所不明のフリーソフトはダウンロードしない

無数に存在するフリーソフトには疑いの目を持つことが大切。

ダウンロードするのは信用できる配布元からだけと決めて、掲示板やブログ、SNSからのダウンロードは避けましょう。

2.メールやWebサイトのURLは安易にクリックしない

不正プログラムのダウンロードは、クリックした瞬間に始まることも。

差出人不明のメールはもちろん、たとえ友達からのメールであっても、信用できないウェブサイトのURLは安易にクリックしないように気をつけましょう。

3.OSやアプリケーションは常に最新の状態にする

不正プログラムは、常にOSやアプリケーションの脆弱性を探し、攻撃のチャンスを狙っています。

自動アップデートを有効にして、OSやアプリケーションを常に最新の状態に保つことで、ウイルス感染の危険を減らすことができます。

サイバー犯罪者の手口は、年々巧妙になっています。

常に対策を怠らないでおくことが、被害にあわないための最大の予防策。特に、「無料」と名のつくものは、よく確かめてからクリックするようにしてください!