ノートパソコンの消費電力を知ろう!
近年、軽量型でコンパクトなデザインがたくさんあるノートパソコンですが
実際1日使い続けた時の電気代や充電器がどのくらい持つのかなどご存じでしょうか。
これを知っておけば、カフェなどでの使用頻度や使用時間を逆算して必要なものを準備することができるかと思いますので
参考にしてください。
電気代の算出方法
電化製品の電気代はどのように算出するのかを説明します。
電気代を算出するのにまずは電力量を出します。
その際の式が“消費電力(W)×使用時間(h)=電力量(wh)”です。
また、算出をするうえで、電力量はkwhに変換する必要がありますので
“wh÷1000=kwh”で出します。
kwhに変換しましたため、ここでやっと電気代の算出が可能になります
その際に使用する式は、“kwh×1kwhあたりの電力料金=電気代”となります。
1kwhあたりの電力料金に関しては、契約している電力会社で異なりますのでご利用の電力会社との契約を確認してください。
実際使用した場合の電気代
ノートパソコンの標準時の消費電力は製造年数によって異なってはきますが、大体が20W~30W程度といわれています。
上記で説明した計算式にあてはめて例を用いて確認してみましょう。
今回は消費電力が30Wと仮定して1日8時間使用します。電力会社は1kwhあたり25円としましょう。
まず、電気代を算出するうえでWの表記をkwhにする必要があります。
式にあてはめると、“30(W)×8(h)=240(wh)”となります。
この240(wh)のwhをkwhに変更します。
“240(wh)÷1000=0.24(kwh)”となり、kwhの単位にすることができました。
そして、電気代の算出式にあてはめて、“0.24(kwh)×25(円)=6.00”とでます。
この、6.00円がノートパソコンを1日に8時間、1kWhあたり25円の電力会社と契約している場合の電気代となります。
1日あたりの金額が算出できれば、1か月にどの程度かまた年間だとどのくらいになるかが確認することができますね。
バッテリーの持ち時間
外出先で使用する場合にはバッテリーをご使用される方が多いでしょう。
バッテリーの長さに関しては、商品に記載されているバッテリー駆動時間を参考にしてください。
ただ、記載されている時間はあくまでも新品の状態かつメーカーの販売前のテスト段階の話になりますため、
実際の使用方法によって時間は前後します。
バッテリー駆動時間ですが、基本的には金額と比例していると考えるとよいでしょう。
高価なパソコンであれば、それだけバッテリーの持ちや容量がよいです。ただ、長くご使用いただけるので快適には使用できますがその分消費電力は大きいため、電気代もそれに伴い高くなります。
使用方法には十分に気を付けてください。
電気代を抑えたいときには
パソコン使用による電気代を抑えるためには、消費電力を抑えるしかありません。
ネットで検索をかけたり、officeを使用してデータを作成したりなど通常通り使用しながらも、消費電力を抑えるには工夫が必要です。
まず、簡単にできるのは『画面の明るさの調整』です。
もちろん暗すぎるのも目には毒ですから、適度な明るさと解釈してください。多少暗くするだけでも消費する電力には差がでます。
また、席を外すときなどにはこまめに画面を消すこともよいでしょう。これに関しては、セキュリティ対策にもなりますのですぐ実践できるかと思います。
そのほかで言うと、インターネットを使用しない時には機内モードにしたり接続を切るのも一つの手です。
Wi‐fiに繋ぎ続けていると何もしなくても電気を消耗します。機内モードはオンオフのみで操作できますので、いちいちWi-Fiを繋ぎなおしたりなどしなくてもいいので、楽かと思います。
また、Windows10ではバッテリーの節約モードという機能がありますので、併せて使用してみるといいかもしれません。
そのほかにいらないアプリケーションを消して動きを早くしたりなどいろいろテクニックはありますが、すぐ実践できる3つをご紹介しました。
バッテリーの寿命を覚えておこう
ノートパソコンにはバッテリーがついているため、持ち運んで使用できるという利点があります。しかし、このバッテリーも充電して使用をするため回数を重ねるとどんどん最大容量は減っていきます。
一見、パソコンで確認ができる充電の残量では充電後に100%となっておりますが、100%しっかり充電できなくなります。
また、とにかく減りが早くなります。
交換ができるので、そういった点では消耗品になるかと思いますができることなら長く使用したいですよね。
少しでもバッテリーに負担をかけないように、使用方法には気を配ることが大切です。
そのためには、まず過充電をしない!使用後には次使う時までケーブルには繋がずに暗所などで保管をしましょう。
まとめ
持ち運びに便利な点から、重宝されているノートパソコンですが
バッテリーを使用しているからといって電気代がかからないわけではありません。
充電するのには電気代がかかってきますし、ケーブルに繋いでいる間は電気を直供給しているため、その分電気代がかかります。
もちろんほかの家電に比べたら微々たる金額と感じるかもしれませんが、お金がかかっていることに変わりはありません。
少しでもお財布に優しくするためにも、消費電力を抑えて使用しましょう。
もし、まったく充電ができない、ケーブルに繋げていて外すとすぐに電源が落ちてしまうなどあったときには
近くの専門店などで確認をしてもらってくださいね。